(1) | オープニングのあいさつ | |
(2) | ひろしま・祈りの石の会代表あいさつ | |
(3) | 「ひろしま・祈りの石」の贈呈 | |
(4) | メッセージプレートの贈呈 | |
(5) | 受諾に際しての元首からのメッセージ | |
(6) | 閉会のあいさつ |
ひろしま・祈りの石の会 代表あいさつ |
………本日、たゆまぬ平和貢献と国際協調を続けておられる大統領閣下のご努力に対する感謝の気持ちとして、STONE FOR PEACE(ひろしま・祈りの石)を贈呈申し上げる機会が与えられましたことを、私ども一同大変光栄に存じます。………被爆の数年後に集められたおよそ200枚の石の一つ一つに、延べ1万人の広島市民が、約7年の歳月をかけ、平和を祈る観音像、そして文字「フロム ヒロシマ」を心を込めて彫り込みました。………作業が進むにつれ、人々の間からこの石を全世界の指導者の方々に、世界共通の平和のシンボルとして、一つずつお持ち頂けないだろうかという声が上がってまいりました。悲惨な核爆発の永遠の目撃者であるこの石は、各国で、人類の普遍的な願いである調和、友愛、そして平和を欲する心を声なきメッセージにして語り続けるのでは、と考えたのです。………… |
祈りの石を元首に贈呈する際、記念品として元首に万年筆を差し上げています。この万年筆は、漆塗りに蒔絵がほどこされたもので、元首が平和に係る条約等に署名する際などに使って頂ければ、という気持ちをこめてお贈りする日本の伝統工芸です。西洋で陶器のことをチャイナ(中国)といい、漆器のことをジャパン(日本)と称された時代がありますが、日本のうるしの塗り方は世界に高く認められています。またこの漆器を装飾する蒔絵は、日本文化が育てた工芸の技法の中でも日本独特の美を表現する工芸意匠の粋を示す物と言われています。 |